Julie of the Wolves (Julie of the Wolves)
多くの若者と同様、ミヤックスは悩んでいた。ただ、普通の若者と違うのは、彼女自身が生きるか死ぬかを決めなければならないということ。13歳で孤児のミヤックスは、なじめない結婚生活に耐え切れず、夫と義父母の家を飛び出した。サンフランシスコに住む文通相手のもとをめざすが、広大なアラスカのツンドラの真ん中で道に迷ってしまう。食糧も、雨風を防ぐテントももたないミヤックスは、どちらへ行けば安全なのかもわからない。途方にくれる中、自分自身を見つめ直すミヤックス。彼女は、古いしきたりにとらわれたエスキモーのミヤックスだろうか? それとも、伝統なんか気にもとめない今どきのティーンエイジャーのジュリー(ミヤックスの白人名)なのか? やがて狼の群れの一員に受け入れられたミヤックスは、狼になって考えることを学ぶ。エスキモーの直感を信用すれば、生き残る見込みはあるのだろうか? 一見すると何もない殺風景な場所で答えを求めようとする少女の心の葛藤が、ジョン・ショーエンへールの線画によって見事に描き出されている。1973年度ニューベリー賞受賞作。続篇『Julie』(1994年)と『Julie’s Wolf Pack』(1998年)も見逃せない。(10歳以上)(Emilie Coulter, Amazon.com)
クリエーター:Jean Craighead George
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